チバでのストリート演奏を終えた。ひとつ気になったことがあった。心底面白いがゆえなのだけれど、先輩や友人の演奏を見ながらげらげら笑うのは、一般社会から見れば嘲弄、こばかにしているように見えるのかもしれない。ギャラリーの只中でふと気がついて、その後いいわけをするかのように「いえーい」「いえーい」と唱え続けた。誰に気を使っていたのか。自分は。
【付記】
この年の定演で地の底までへこんだのをきっかけに、同じくへこんでいた先輩と後輩と自分とで、春、練習楽団「ギャングスターズ」を結成していた。半年に及ぶ練習を経て、満を持してのストリート演奏だった。 このときくらいから「演奏が終わってもへこまなくなった」と言われ始めた(それまでは風物詩だったのだけど)。現実と脳内でのじぶんのウデの差が(現実側に)近寄ってきたのだと思う。
【隠蔽】
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