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荒野の一ドル銀貨―ブログ版
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ひつじ

平凡なひつじです。
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2005.06.04.授与
先日、整形外科に行った。左手のレントゲンを撮った。
診断が下る。

「軽い腱鞘炎のようなものになりかけているみたいです」

原因は心当たりがありすぎてよくわからない。
階段に蹴ッつまづいたことか。エスカレーターで滑ったことか。それとも宙を泳ぐように自転車から投げ出されたことか。いずれの場合も手を強くついた。三週間ほどのうちに続けざまに仕出かした事故である。

このところ小指が妙に痛かった。それで三ツ目の自転車事故を機に滅多にかからない医者に行ったのだった。

どの事故が決定打なのかは不明ながら、「捻挫して炎症を起こしたのが悪化したのでしょう」とかなんとか、知人の紹介で訪ねた医院の先生はそんなことを述べていた。

「腱鞘炎、ですか?」

昔、結核は文士と呼ばれるひとびとの勲章だった(と思っている)。
そして同様に、腱鞘炎とは芸術家の勲章だ(と信じている)。

芸術に一心に情熱を傾けるひと、心血を注ぐひと、そういうひとたちが宿命的に手指に宿すもの、それが勲章としての腱鞘炎だ。そのように信じている。

絵描きでもいい。ピアノ弾きでもいい。なんでもよい。情熱の副産物としての腱鞘炎。奏者の十字架。私は密かに憧れていた。

そんなものを突然患ってしまった。

間の抜けたことを聞き返してしまったものだ。けれど、憧れの的が突然左手に宿る衝撃、突然に勲章を授与されたとまどいと言ったら。

軽い腱鞘炎のようなものになりかけているみたいです

きわめて不明瞭な診断ながら、こうして、腱鞘炎生活が幕を開けた。
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